これは、後篇です。
話は本題に入った。
あのとき何があったのか?と聞かれ。
『原因はあります』と言った。
その原因が知りたいのだが。
『その私情を持ち込んでしまったその事実が問題なわけで、
原因は問題ではないと思っています。』といい、
原因については教えてくれない。
さらに、
『私情を持ち込んでしまったことの事実ってものに対しては、
謝罪します。』とも言った。
原因を教えてくれないと、何を謝罪されたのかわからない。
そして、
何回も同じことを聞かれることに対して疲弊感はあったか?
と聞かれたときも、
『それはあったとしても、それはプロとして、出してしまったことに対して、
あってはならないことですよね』と。
原因は言えないけど、
私情を持ち込んだことに対して責任を感じているらしい。
映画が特に気に入らなかった部分があったわけでは、の問いには。
『もちろんないですよ、それは。』
またすごくするどい質問だな。
その日の自分のパフォーマンスに何か不満があった。の問いには。
少し考えてから、『原因はもちろんあるんですよ』と答えた。
それもないですよって言うと思ったのに。
ここら辺に何かあるのかなぁ。やっぱりあの衣裳か?
あの衣裳はおかしいもんなぁ。
原因についてさらに追及すると、
『でもそこは重要ではないと思って本当に。
重要ではなくって、その私情っていう部分を、
ファンの前で、カメラがいたりとか記者ももちろんいるし、
その前で、私が出してしまったそのこと、
そのことが女優としても表現者の人としても、
表に出る、表に出る人間として、
それは本当にあってはならないことっていうか、
今回、私がすごく感じたことなんですけど。』と答えた。
ほんとに難しい言い回しをする子だ。
これはやっぱり、一人のプロとしての反省の弁なのか。
ちょっとプロ意識持ちすぎな感じもするが。
それとも、少女が早く大人になりたいと、背伸びする、あれかな?
まだ若いんだから、もうちょっと余裕があってもいいと思うのだが。
この後あの反省文が出てくる。
諸悪の根源はすべて自分にある。
若い子が使う言葉じゃないよね。
彼女も普段は使わないと言っている。
私も使わない。
どういう思いで書いたんですか?の問いに。
『そのまんまですよ』と答えた。
分かってるのかなぁ、本当の意味を。
すべて自分に非があるのだといい、
赤江アナの、
すべてに非があったわけではないんじゃないの、の問いには。
『私は、そう捉えています。』と答えた。
私は、こんなところが、
子供が一生懸命、大人ぶっているような気がして、違和感がある。
とにかく、ファンの前であんな態度をとってしまったことに、
すごく後悔しているようだ。自分のことを最低だとまでいった。
プロとして失格なことをしたと受け止めている。
責任は自分で取ると言っていたが、
『今後の演技やパフォーマンスで返していくのか』?の質問には。
『そうしたいですよね』と答えた。
この場を借りて、それはお詫びしたい、すみませんでした、と謝った。
まだまだ続けたいんだよね。
そうだ、頑張ってくれ。
みんな応援しているんだから。
話題は変わり、
セリフの練習はどうやってするんですか?の質問には、
『練習なんかしませんよ。』と答えていた。
セリフは、読めば頭に入るそうだ。
とても記憶力がいいのだろうか。
セリフを言うことが、芝居ではないとまでいった。
この言い方は、どこかで誰かがカチッときているかもしれない。
ここがまだ子供なのかもしれないねぇ。
他人に対する配慮が足りない気がする。
記憶力が良すぎるのが原因の一つかもしれない。
世の中の矛盾が、頭の中で騒ぎ始めると、
あんな感じになってしまうものだ。
私など、すぐに忘れるので、気楽なもんだ。
『最後に、ファンの方とか関係者に一番伝えたいことは』
と聞かれた時、
沢尻エリカは絶句してしまった。
何を話そうか迷っているようだった。
しきりに赤江アナの顔を見つめている。
その目は、最初の身がまえた目とは違っていた。
何かにすがっているような、助けを求めているような。
すると突然涙があふれてきた。
そしてやっとの思いでこう答えた。
『あの日の自分のあの行動で、
すべてを本当にぶち壊してしまったって感じで、
スタッフの方とか、本当に迷惑をかけているし、
それは、自分が人として、未熟だった上のことって、
それは、.........今回感じたことは、常に出る側の人間として、
いろんな期待があったりだとか、
それを耐えていかなければいけない立場なんですけど、
それをほんとに裏切ってしまった形であるのは、
本当に申し訳ないなって思うんですけど。』
ここで赤江アナが助け船を出した。
『この映画にどれだけ多くの人がかかわっていたか。
その中で大変な立場にいながらいろんなことがあった。
だから、あの舞台あいさつで、一番ショックだったのは、
沢尻さんじゃないかなって勝手に推測してたんですけど。』と。
沢尻エリカが答えた。
『ほんとに、そうですね、
期待を裏切るかたちになってしまったのが残念ですけど。』
赤江アナが『わかりました。もう、十分わかりました。』といい。
『大丈夫ですよ。沢尻さんがいうように経験なんだから。』
『無駄になることなんてないんだから。』といって、赤江アナも泣いた。
番組では鎧が取れたみたいだと言っていたが。
赤江アナの『応援します』の声に、
『はい、ありがとうございます』と、すぐに返事をした。
これで彼女の中で、何かが変わるだろう。
彼女は、まだ発展途上なのだ。
まだまだ勉強。
評価されるようになるまで、まだまだ時間がある。
一皮むけた『沢尻エリカ』を見れる日は近い。
そして、原因を語れる日まで、がんばれ、応援しているぞ。
おまけ。
女優以外に何になりたいかという質問には、
いっぱいあるが、好きなレストランのウェイトレスになりたいそうだ。
いつも満員なんだろうね。
追伸
長くて済みませんでした。
これは、後編です。
前篇はこの下にあります。
後編より短いので、よろしく。
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